まち比べ企画第一弾 自転車大国編

自転車大国

世界の自転車大国といえばどこが思い浮かぶでしょうか。自転車に関する代表的な指標には人口当たり自転車保有台数と自転車の交通分担率がありますが、どちらもトップに君臨するのがオランダとデンマークです。(自転車保有台数(2008)はオランダ1位、デンマーク3位、自転車交通分担率(2009)はオランダ1位、デンマーク2位)※出典「自転車施策をとりまく環境」

昨年デンマークのコペンハーゲンへ一年間留学し毎日自転車通学をした結果、自転車そのもの、そして自転車を中心にしたまちに魅せられてしまいました。今回はこの二カ国における自転車事情を、首都コペンハーゲンとアムステルダム(こちらは旅行中に)で実際に漕いできた印象から比べてみようと思います。

まずどちらの国でも、上の写真のような自転車専用道路が大部分で整備されています。人口とほぼ同数かそれ以上の自転車が存在するのも二国の大きな特徴で、二台持ちがよく見られます。国土が平坦で坂がないため自転車は極めて走りやすくなっているよう。

アムステルダム

アムステルダムで漕いだ最初の印象は、乗り物の種類が多いということ。トラム、船、バス、そして自転車。どれも機能していました。トラムの線路があちこちに張り巡らされているので、自転車の立場からみると段差が多くこぎづらかったかなと。中心部はペイブメントも多様で凹凸が走りづらさに寄与していました。周りの自転車をみると古い自転車が多い印象。基本的に中古自転車を回しているため、新しいものは少ないとのことでした。新しいとすぐ盗難されるらしい。周囲の放置自転車を見て納得。

コペンハーゲン

次にコペンハーゲン。アムステルダムと対照的に、新しい自転車が多く見られます。さらに、スポーツバイクが多い。主婦のような方でもママチャリではなくロードバイクに乗っていることも。必然的にスピードは相当速いです。スピードが速いのはアムステルダムも同じでしたね。街のあちこちに設置されている自転車止めのおかげか放置自転車は比較的少なかったです。

まとめ

二都市を体験した結果からざっくりと差が見えてきましたが、どちらの都市も日本と比べて極めて走りやすかったのは事実です。

デンマーク人の友達、オランダ人の友達どちらに聞いても自国が世界最大の自転車大国だと言っていました。そして付け加えるように、デンマーク人は「オランダではないよ、デンマークが一番」、オランダ人は「デンマークではないよ、オランダが一番」。お互いを意識しあうまさにライバル関係のようです。

ちなみにオリンピックの自転車競技でもデンマーク、オランダは強豪であり、幼い頃から接する機会の多さはこんなところにも影響するんだなと感じます。国民的「スポーツ」なのかは微妙ですが、自転車に誇りを持っているその国民性は羨ましいなと思いました。

(一番最初に示した写真は台湾の自転車専用レーン。国や地域でのマークの違いを観察するのも面白そうです。)

 

※参考URL:https://www.npa.go.jp/koutsuu/kisei/bicycle/kentoiinkai/01/01jitensha_05siryou02.pdf